ショーケースの豆知識
ショーケースとは、お気に入りのティーカップやお皿、人形やジュエリーなどのコレクションをいつでも眺められるようにしまっておくガラスケースのことです。年代もののコレクションなどは、同じくして時代(とき)を重ねてきたショーケースに入れておきたいものですね。
ショーケースにはサイドテーブルのような小さなものから大型のキャビネットタイプまで様々なタイプがあり、何よりもアンティーク独特の温かみのあるショーケースは中に入れるものをより魅力的に見せてくれます。
さて、何を飾りましょうか?
小さいものにはアクセサリーや小物をかわいらしくディスプレイできますし、大きいものにはお洋服、本、お皿やカップ、人形などを飾っても素敵ですね。飾りたいものによってショーケースの素材、形、色味を決めるのもいいかもしれません。そして、棚板や内側のクロスがよりディスプレイを引き立ててくれる場合もあります。
今回は、バラエティー豊富なショーケースをタイプ別にご紹介します。ご参考の上、是非お気に入りのデザインを見つけてくださいね。
繊細でコンパクトなタイプ
イギリス製マホガニーのショーケース。
コンパクトで小物やアクセサリーを飾るのにぴったりですね。さらに鮮やかな青色が飾るものを引き立ててくれます。特にこちらのショーケースはシンプルなデザインがお好きな方にぴったりですね。
半円型タイプ(+チャイナ)
半円型でかわいらしいデザインのショーケース。特にこちらは「チャイナ」と呼ばれ、食器を美しくにディスプレイするために作られています。奥に鏡が貼られており、奥行きが出るため食器をよりゴージャスに演出してくれます。
縦長タイプ
縦長ですっきりとしたデザインです。イギリスのショーケースには繊細なマホガニーがよく使われ、可憐な装飾が施されていたりしますが、こちらはオークが使用され、上品かつしっかりとした作りです。
5面ガラスタイプ
様々な角度からディスプレイが楽しめる5面ガラス張りのタイプです。後方や上面のデザインも魅せたい時にぴったりのショーケースです。
彫刻のあるタイプ
花や植物などが彫刻されたものをよく見かけます。こちらのタイプですと中にものを入れるだけではなく、上部でもディスプレイを楽しむことができます。また、こちらのようにかわいらしい彫刻も施されているものもあります。
大型キャビネットタイプ
大人2人が余裕で入れてしまうほど大きなショーケースです。キャビネットのようにお洋服を収納するのに使えそうですが、もともとは食器類を収納していたものです。奥行きがあるので、大きなアンティークドールやテディベアなどを飾られるのに使われている場合もあります。
クロスが貼られたもの
クロスが貼られたショーケースもあります。明るいクロスでは中に入れるものがより明るい印象に見えますね。一番目に紹介した高貴な青があしらわれている場合はゴールドやシルバー等のアクセサリーにより華やかさを与えてくれるでしょう。
POINT: 高級家具の素材としてよく使われるマホガニー
マホガニーには様々な種類があり、市場価値も様々ですが、中でもホンデュラスマホガニーと言われる木材が有名です。強くしなやかで美しく、やや赤みのある茶色の見た目が特長です。
加工がしやすく耐久性もあり、高級家具にはもってこいの素材です。南アメリカやアフリカなどの熱帯地方でよく見られ、中でもカリブで採れるマホガニーは最高品質と言われています。
いかがでしたか?
サイズもデザインも様々なショーケース。お気に入りのデザインはありましたか?アンティークのショーケースには歴史的背景とともに奥が深く魅力がたくさんあります。眺めているだけでも楽しく、自然とディスプレイのアイデアが湧いてきたりします。
さて、あなたなら何を飾りますか?是非あなたの大切なものや好きなものをアンティークのショーケースに飾ってみてください。